自分の感情に気づく力

2019年4月20日 心と潜在意識

身体にも大きな影響を及ぼす感情についてです。

何らかの出来事に出会った時にになんらかの反応が起こります。

例えば自分はこんなことを考えていて、こうゆうことを大切にしている。

自分の考え方を友達の前などで言ったとします。

それを聞いた友達の一人が

「その考え方は間違っている」

「その考え方は賛成できない」

自分の言ったことに対して批判されたとします。

その時に怒りがわいてきて、友達に反撃したとします。

 

出来事に対して反応しているわけですね。

友達から批判されれば、当然腹が立ってしまいますし、言い返してしまう。

出来事がその反応をつくってしまったと思ってしまいがちです。

 

実はそうではありません。

 

同じ出来事に出会っても腹を立てない人もいますし、腹が立っても言い返さない人もいます。

人それぞれ反応はまちまちなのです。

 

ということは出来事が反応をつくっているのわけではなく、一人一人が自分の反応を選んでいるということです。

 

意図的に選んでいるわけではなく、無意識のうちに、あるいは自動的に反応していることです。

 

本来、出来事と反応の間には選択の自由があります。

 

出来事→選択の自由→反応や行動

 

ですが、出来事と反応の間に選択の自由を発揮することなく自動的に反応してしまう方が多いのです。

 

自分が望む人生を実現するにあたって、一番ふさわしいのは、より好ましい反応、行動を選びなおしていくかが、主体的な生き方であります。

 

いつもお決まりの反応をしてしまう。

「こう言われればこう言い返す」という生き方は反応的な生き方です。

 

より好ましい反応や行動を選んでいくためには、何が大切だと思いますか?

 

それは自分に起きていることに気づく力です。

自分の中で何が起きているのか、自覚する力です。

 

具体的な例ですが、ある会社の課長と部下の話になりますが、ある事案に対して話していた時、自分(課長)の意見に対して部下から反対意見をされたとします。

その時に瞬間的に怒りがわいてきて、つい部下に対して、きついことをいってしまいます。

部下の意見を頭から否定する反応をしてしまうという、出来事と反応です。

 

そうゆう課長がいたら、「いつもの反応しているなぁ」と最中でもそれに気づけるといいのです。

それが気づける力になります。

さらにそれについて自分の感情にも気づけるといいと思います。

まずはいつものパターンに気づき、自分の内面の感情にも気づけるといいと思います。

 

この時に怒っていることに対して、良い悪いの価値判断はせずにあるがままに受容的に気づけると良いです。

 

怒ってちゃいけないと自分では思っているのに、怒りがでてしまうと、そんな自分だめだなと思ってしまうと、ますますイライラしてきたり、頭がますます混乱してきたりします。

 

怒っている人は自分が怒っていることに後から気づいても、その時は自覚がないと思います。

 

そうゆう風にならないための訓練があります。

 

一歩引いたところから客観的に自分の感情をみれることが主体的な生き方となります。

 

 

そして先ほどの課長のやりとりですが、怒りの背後にある感情はなんなのか?に気づことも大切になります。

必ず背後には何かあります。

 

自分がみじめになりたくなくて、みじめな気持ちを味わいたくなくて、だから部下に怒りをぶつけたり、気持ちを怒りにすりかえたんだなと。

それに気づくことが大切になります。

 

それについてそのままにしておくことが多く、だから同じことを繰り返してしまうのです。

本来部下と望む関係はどんな関係なのかを、掘り下げて考えられると思います。

 

部下から信頼される上司でありたい

部下の感じていることを遠慮なくいうことができて、なんでも相談される上司でありたい

 

など本来自分が望む上司像であったり、価値観であり、そぐわない反応、行動をしてしまうということは、出来事に対して選択の自由を発揮して、反応を選び直す必要があります。

 

考える力をつけていくと、後悔しない人生になると思います。

 

神子整体院ではこのようなことをお伝えしながら

心からも症状を改善していくお手伝いをしています