つい感情的になってしまい損をしていませんか?そうならないための4つのポイント

2019年4月23日 心と潜在意識

いま、あなたは後悔していることはないですか?

 

人生に変化を起こす主体的な生き方

 

どうしても主体的になれない場面というものは誰にでもあります。

すべてにおいて主体的になるというのは人間であれば、ほぼ不可能です。

 

でも、そんな時はすごいチャンスです。

主体的になれない、感情的、反応的になってしまうのは、

そこに心の傷、心の弱さがあります。

 

自分の心の傷、心の弱さが露呈するときは、自分をどうしても守りたくなります。 防御的になります。

まさに感情的、反応的になってしまいやすいのです。

だからこそチャンスなので、自分を振り返ることができます。

自己受容するチャンスです。

 

自分はその出来事に対して、心の傷つきがあるのだなぁと、自分の存在をしっかりと認めてあげること、受容してあげることが大切になります。

 

自分の存在を受け入れるとは?

 

自分の感情や心の傷つき、心の弱さを受け入れることになります。

行動レベルにおいては

今の自分にできることはなんのか?と考えることが大切になります。

 

例えば、ある方は自分の意見にたいして反対意見をいわれると、どうしても何かを言い返したくなります。

ただ、相手の人格を否定することは言わないようにしようとか、できることを見つけ、やっていくことが大切になります。

 

さらに、長期的な視点で、自分を変えていける取り組みが必要になります。

冷静に話せる自分になれるとか、心の傷を癒していくとか、心の安全基地を強化していくとか、自分づくりを並行的にしっかりやっていくとが大切になります。

 

主体性を失った時(感情的、反応的になってしまう時)は、自分をだめだと責めるのではなく、自分の存在において、自分の感情や傷つきを受容してあげること。

行動レベルでも今自分にできることを見つけていくこと。

その積み重ねをやることで心の余裕ができていきます。

 

主体的な人間になるための4つのポイントがあります。

 

1、セルフイメージを高めていく。

 

例えば、自分はなんでもできるのだ、人生は思い通りになるのだ。

自分は◯◯を手にするのにふさわしい人間だ。

 

これは心理学でいうところの全能感万能感になります。

 

ではなく、セルフイメージが高い状態とは

 

どんな状況にあっても、自分はこの状況から建設的に未来を切り開いていけるんだ

 

と自分に対して信頼をもっている状態であります。

この状況を通して成長していけるのだと、自分をもっている状態。

 

どんな状態に遭遇してもパニック状態に陥ることなく、比較的落ち着いて自分の行動を選択できるようになります。

主体的な選択をできるということです。

 

逆にイメージが乏しい方は同じ状況にであっても、過剰に怯えてしまったり、パニックになったり、余裕がない状態、感情的、反応的になってしまいやすいのです。

 

自分に対する根本的な信頼を高めていくと、より主体的な生き方ができるようになっていきます。

 

セルフイメージを高めていくために具体的になにをすればいいのか?

 

小さな成功体験を積み重ねていくこと

 

ここでいう成功体験とは必ずしもお金持ちになるとか事業で成功することではなく、小さなことでもいいので、自分が達成しようと思ったことを着実に達成すること。

 

特におすすめの方法があります。

それは良書良い本)を読んで実践すること

良書を読んで→実践する→良書を読んで→実践する

これを繰り返します。

 

良書には本当に素晴らしい英知があります。

ほとんどの人は知識として取り入れているのですが、そうではなく、自分の生活の中で実践することが大切になります。

 

全部ではなく、小さなことでもいいので実践することです。

 

時代が変わっても変わらないことを書いている本当の良書になります。

 

おそらく本を読んでもみなさん、実践していないと思います。

実際に行動してもうまくいくこともありますが、うまくいかないこともたくさんあります。

 

ちょっとしたヒントをえたら、それを実践してみること。

うまくいったら、また次を読んで実践してみること。

これを繰り返します。

 

小さな成功体験を積み重ねていくことです。

やればやるほど、セルフイメージ(自分に対する信頼感)が高まっていきます。

 

どんなに良い方法があっても、それを実践しなくては成長しないものです。

2、変えられないものと変えれるものを区別すること

 

ほとんどの人は変えれないものを変えようとしています。

過去と他人は変えれないけれど、自分と未来を変えれるという言葉を聞いたことがあると思います。

外圧的に他人を変えることはできません。

今はいいかもしれませんが、中長期的に考えるとその人との関係は悪化していきます。

どちらかが我慢することは自然のルールに反しています。

 

例えばある夫婦の話です。

ある女性が夫によく頼みごとをします。

ただ、夫はよく忘れ物をしてしまいます。

その都度、その女性は夫に対して

「どうしてあなたは頼んだこと忘れるの?」

と責めます。

 

つまり、変えれないものを変えようとしていることになります。

変わってもらいたいという気持ちはあってもいいのですが、責めることで外圧的に変えようとしています。

その時の女性は主体性を失っています。

自分にできることは何かに焦点をあてるのではなく、「どうしてあなたは」に焦点がいっています。

よくあるケースです。

 

ご主人には本人には自覚していない事情かもしれないですし、心の傷から自分を守るために頼まれごとを忘れているかもしれません。

もしかしたら病気かもしれませんし、人それぞれ様々な複雑な事情があります。

それをなんとか変えたくなります。

相手を変えようとする、責めるってことは相手に依存しすぎています。

自分がやったらいいことなのですが、健康的な依存関係、甘えではなく、行き過ぎた依存、行き過ぎた甘えになります。

 

相手をコントロールすることはできないんだなぁと気づいていることが自立していることになります。

変えれることと変えれないことを区別していることです。

 

パートナーだけでなく、子供に対しても同じことです。

子供を自分の思い通りにすることはまず不可能です。

その通りにある程度なるかもしれませんが、どこかで歪みがきて家族がぎくしゃくしたり、身体の症状としてでたりします。

そうゆう家族も多いようです。

 

相手を外圧的に変えようとしても、それは変えれないものです。

相手に主体性を求めると自分が主体性を失ってしまいますので注意です。

ほったらかしにする意味ではなく、相手を責めるとかコントロールすることでもなく、

「もっと主体的になれよ」とか、「愚痴なんかいわないで」とかではなく、

自分なりにできることは何かを考えることが大事です。

 

変えれないものを受け入れる平静さ

変えられるものを変える勇気

この2つを区別する賢明さ

3、自分の物差しで相手を裁かないようにする

 

自分の物差しとは自分なりの善悪の判断基準です。

それで相手をみないということです。

自分の物差しで相手をみてしまうと、自分が正しくて、相手が間違ってるとなり、相手を変えたくなります。

結果、自分の主体性がなくなってしまいます。

 

ある例ですが、Aさんという男性が家族と一緒に住んでいます。

Aさんの隣の家にはBさんという男性が同じように家族と一緒に住んでいます。

Aさんの家では喧嘩が絶えません。

一方Bさんの家族は仲が良くていつも平和です。

 

ある日、喧嘩の絶えないAさんがBさんに教えてほしいことがあり家に訪ねてきました。

Bさん

「聞きたいことはなんですか?」

Aさん

「Bさんのおたくはみなさん仲良しで平和ですねえ、どうしたらBさんのように平和な家庭になるのでしょうか?」

「何かアドバイスをもらえませんか?」

と伺いをたてました。

するとBさんが

「あなたのおたくは正しい人ばかりなんじゃないですか?」

Aさん

「??」

Bさん

「私の家は悪人ばかりなんですよ、だから喧嘩にならないんですよ」

Aさんは困惑します。

 

どうゆう意味だろうと考えていると、パリンとものが割れる音がしました。

その直後、Bさんの奥さんの声が家の奥の方からきこえてきて、

「ごめんなさい、足元にあった茶碗をけって割ってしまいました、私が足元に気をつけてればよかったのに」

「ごめんなさい、私が悪かったんです」

そこに姑さんが

「いやいや、悪いのは私よ、横着してゆかにおいた私が悪いのよ、あなたは悪くないのよ、ごめんなさい」

と聞こえてきました。

それを聞いたAさんがなるほどなと気づきました。

 

Bさんの家族はみなさん悪人でいらっしゃる、つまり「自分が悪いんです、ごめんなさい」とみなさん、自分で責任を引き受けています。

これは喧嘩にならないなとAさんは感心しました。

 

もしこれがAさんの家で起きたらどうなったのか考えました。

Aさんの奥さん

「だれがここに茶碗をおいたの?」

「こんなところにおいたから、蹴って割ってしまったじゃない」

Aさんの姑さん

「あなたが足元に気をつけないのが悪いんじゃないの!」

 

つまりAさんの家ではみんなが正しい人で、自分は間違ってない、自分は正しい、悪いのはあなたとAさんの家ではお互いに責めあってしまいます。

自分の信じている正しさを相手に押し付けているということになります。

この正しさは曲者になります。

10人いれば10通りの正しさがあります。

自分の正しさがあれば、相手の正しさがあります。

 

そのままお互いがそれを変えなければ、正しさと正しさの戦いがはじまります。

 

では、自分の信じる物差しで相手を裁かないようにするにはどうすればいいのか?

 

まずは自分はどんな物差しをもっているかにきづくことです。

自分が何を正しいと信じているのか。

自分はどんなことに関して、間違っていると思う傾向にあるのか。

そこに気づくことが重要です。

自分の中にある思い込みや信じ込みに気づくことです。

自分を責める必要もまったくありません。

精神的にも大人になることは建前でも人と話せることが大切です。

4、自分の価値観を明確にして、内面化する。

価値観を明確にする。

自分はどんな人生を実現したいのか?

 

1、人間関係面

2、家族家庭面

3、経済面

4、仕事面

5、趣味、楽しみ面

6、健康面

7、自己成長面

 

この7つの側面から自分は何を大切にして実現したいのかを考えていくことが大切になります。

 

そして、内面化とは?

価値観の内面化についての、ある夫婦の話です。

 

旦那さんのほうが脱サラして飲食店をやりたいと思い立ちました。

やるのであれば、奥さんに協力してほしいとお願いしましたところ、お互いに勤めていた会社をやめて飲食店をやることになりました。

そして、開店をするにあたって色々意見を出しあったり、話し合っていくことになりましたが、旦那さんが自分がこうやりたいと思うことにたいして、奥さんが店のインテリアや内装など店のことについてしょっちゅう反対意見を言ってきたそうです。

旦那さんは反対意見を言われると、イライラしてしまって、奥さんを否定したり、きつく言ってしまったそうです。

結果、夫婦仲が悪くなってしまったそうです。

 

会社にそれぞれ勤めていたときは 仲が良かったのですが、険悪な関係になってしまったそうです。

旦那さんは家族、家庭面において、とても良い夫婦関係を作りあげたいという価値観はもっていたそうです。

自分がわがままをとおして、奥さんが我慢するような関係ではなく、お互い満足、幸せと思える夫婦関係をつくりたいという価値観をもっていたのですが、実際の行動としては自分のもっている価値観とは逆のことをやってしまったのです。

 

これは、思ってはいるけども、価値観が内面化されていなかったということです。

よくある話だとおもいます。

自分の人格にまでその価値観が浸透していなかった。

目指していた夫婦像とは真逆の関係になってしまいました。

 

まず大切なのは自分の価値観を明確にするだけでなく、自分の中に内面化、人格化していくことです。

 

手順としてはまず

1、7つの価値観を目に見える形で書き出す (文章化する)ことです。

私たち人間は頭の中で思っていることはすぐに忘れてしまいがちで、だんだんとぼやけてしまったり鮮明ではなくなっていきます。

 

2、毎朝読むこと(印刷したり、書き出したものを)

クリーンな状態、その日のなるべく早い段階で読むことがおすすめです。

 

3、価値観に沿った行動ができなかった場合、存在レベルで心の傷、心の弱さをしっかり受容する。

詳しくはまた別の記事にて書くとおもいます。

 

以上4つのポイントをお伝えしてきました。

もう一度振り返って落とし込むことをおすすめします。

 

 

基本的なことなのですが、なかなか難しいものです。

強制はしませんが、やるかやらないかです。

こうゆうことをやらないと人間って変わらないものです。