| 2020年3月7日 | プライベートのキヅキ |

お風呂に入りながら瞑想をしようと思い、浴槽にMacBook Airを持ち込みました。
結果、風呂の蓋が外れ、パソコンごと湯船に水没。
翌日、まるで見計らったかのように、お客様からのキャンセルが相次ぎました。
強制的に空いた時間。深く物事を考えようとしても、脳のスイッチは完全に切れていて、思考が何ひとつまとまりません。
私は諦めて、いただいたケーキやハーゲンダッツを、本能のままにむさぼるように食べました。
それから、子供を友達の家へ遊びに連れて行き、お風呂場の排水溝にパイプユニッシュを丸ごと1本注ぎ込む。
ただそれだけの、徹底的にダラダラとした1日。
生きていると、どれだけスイッチを入れようとしても、火が入らない日があります。
そんな日に、無理やり自分を鼓舞して立ち上がらせる必要など、どこにもありません。
動けない自分を、ただ否定せずに受け入れること。
徹底的に甘やかし、その怠惰さすら愛すること。
一見、生産性のないように思えるその「空白」こそが、摩耗した私たちの内側を、最も深いところで癒していきます。
水没したパソコンは、乾燥を経て、奇跡的に息を吹き返しました。
マカデミアナッツ、バニラ、グリーンティー、ショコラ。
五感を満たす甘みだけが、あの空白の1日に、確かな輪郭を与えてくれていたのです。














