ハーゲンダッツ4個も食べちゃった日

お風呂に入りながら瞑想をしようと思い、浴槽にMacBook Airを持ち込みました。

結果、風呂の蓋が外れ、パソコンごと湯船に水没。

翌日、まるで見計らったかのように、お客様からのキャンセルが相次ぎました。

強制的に空いた時間。深く物事を考えようとしても、脳のスイッチは完全に切れていて、思考が何ひとつまとまりません。

私は諦めて、いただいたケーキやハーゲンダッツを、本能のままにむさぼるように食べました。

それから、子供を友達の家へ遊びに連れて行き、お風呂場の排水溝にパイプユニッシュを丸ごと1本注ぎ込む。

ただそれだけの、徹底的にダラダラとした1日。

生きていると、どれだけスイッチを入れようとしても、火が入らない日があります。

そんな日に、無理やり自分を鼓舞して立ち上がらせる必要など、どこにもありません。

動けない自分を、ただ否定せずに受け入れること。

徹底的に甘やかし、その怠惰さすら愛すること。

一見、生産性のないように思えるその「空白」こそが、摩耗した私たちの内側を、最も深いところで癒していきます。

水没したパソコンは、乾燥を経て、奇跡的に息を吹き返しました。

マカデミアナッツ、バニラ、グリーンティー、ショコラ。

五感を満たす甘みだけが、あの空白の1日に、確かな輪郭を与えてくれていたのです。