| 2020年3月31日 | 心と潜在意識 |

本当に恐ろしいのは、ウイルスそのものよりも、この世界の経済が、私たちの命の循環が、完全に止まってしまうことです。
毎日、目に見えない莫大な赤字を抱え、「明日を生きられるだろうか」と、暗闇の中で息を潜めている人たちが無数にいます。
誰が悪い、あの国の対応が遅い。
互いに犯人を捜し、責め立てたところで、現実は1ミリも変わりません。
自粛という大義名分の影で、私たちが小さなお店で買い物をしなくなる。その選択の積み重ねが、街から明かりを奪っていきます。いつも通っていたあの場所が消え、真っ暗になった夜道を歩くとき、私たちは初めて、自分が何を失ったのかに気づくのです。失われた居場所の対価は、巡り巡って、私たちの生活のすべてに跳ね返ってきます。
この世界は矛盾に満ちています。
それがどれほど理不尽であっても、私たちは怒りや苦しみを抱えたまま、冷徹なまでの「調和」を選択しなければなりません。お互いの立場を認め、泥を泥として受け入れた上で手を取り合うこと。いま求められているのは、その覚悟です。
私たちの身体を、そしてこの世界を最後に救うのは、外側から与えられる薬ではなく、内側に眠る「自然治癒力」と、生きようとする本能です。
健やかな食事や睡眠は、心が安定していて初めて機能します。しかし今、世間を覆う圧倒的な不安と恐怖は、私たちが日頃から抱えている許容量をはるかに超え、身体の不調や、人間関係の軋みとして溢れ出ています。
だからこそ、お伝えしたいのです。
いま必要なのは、ちっぽけなプライドやエゴでもなければ、絶望して投げやりになることでもありません。
これからの時代を生き抜くために、環境に適応していく力を発揮すること。
嫌でも、すること。無理でも、すること。
この過酷な変革期において、一人で抱え込む必要はどこにもありません。誰かに頼り、何かに依存してでも、まずは生き残ることです。
たとえすべての形あるものを失ったとしても、あなたという存在の価値は、何ひとつ変わりません。
いま、自分にできる最善を尽くす。
その先にしか、私たちが信じるべき、本当の未来は訪れないのだから。














